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乳がんとは

乳がんについて

乳がん(乳癌:Breast cancer)は、乳房の組織に生じるがんです。
現在、日本では乳癌が増加しており、約13人に1人の割合で乳がんが発症していると言われています。
乳房のしこりや、乳頭からの分泌物などがあればもちろん、例え、何かしらの症状がなくとも、40歳以上の方には年に1回の検診をお勧めします。

乳がんの発症率

乳がんの発症率が最も高いのは、50歳前後だと言われています。
しかし、最近では乳がんの罹患率が増えており、30~40代で発症する方も珍しくなくなりました。
乳がんになりやすい方の場合、片方の乳房ががんにかかったとすると、もう一方の乳房もがんになる確率が高くなり、その確率は6倍にもなります。
また、3親等以内に女性で乳がんの方がいると、通常の3倍の確率で罹患します。
初潮が早い、授乳をしていない、かつ太っているという傾向がある方も若干の罹患率は上がります。
しかし、これはそれ以外の方と比べても、それほど大きな差はありませんので特に心配することはないと思います。
乳がんの3分の2は女性ホルモンに起因していると言われています。
特に生理の際に分泌されるエストロゲンという女性ホルモンが影響を与えるといわれているのですが、妊娠や授乳をすることによってエストロゲンが出なくなる期間が増えます。
そのため、たくさん子どもを持ち、授乳を長くしている方はかかりにくい病気といえます。

増加する乳がん患者

乳がんの増加は肥満に関係していると言われています。
日本人も生活の欧米化にしたがって栄養価の高いものを摂取するようになったため肥満が拡大しており、それが理由で乳がんや大腸がんが増えていると言われています。
乳がんを発症しないためには、太らないようにすることがとても重要であると考えられます。
乳がんは、固形がん(白血病などの血液のがん以外のがん。臓器や組織に塊を作るがんのことで、胃がんや大腸がん、肺がんなどが含まれる)の一種で、発見が容易な場所にあることから、検診により定期的に調べ、早期に発見することが大切です。
年に1度、乳がん検診などによって、自分以外の人による触診を受けることをお勧めします。

乳がんの種類

乳がんの種類は、細かく分類すれば、たくさんあります。
1センチくらいの早期がんでも、およそ10人に1人の確率でリンパ節転移をします。
そして、その何割かは致命的な問題につながります。
ですから、発見は早ければ早いほど良いのです。

また、炎症性乳がんというたちの悪いがんもあります。
発症するとすぐに血管やリンパに入り込み腫瘍を形成しないことが多いため、マンモグラフィーやエコーでも検出されないことがあります。
炎症性乳がんは外から見ても赤くて乳腺炎と間違われやすいのですが、全身に転移する恐れが強い病気ですので注意が必要です。

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